すべての窓には理由がある!
こんにちは!メロディ山浦です。
さて、本日は窓について。
あらためて考えてみましょう。
窓の役割とは何でしょうか。。。
光・風・景色
この3つがありますね。
本日は、「 景色 」に特化してお話したいと思います。
どなたにも共通して言えることですが、
大きな窓をたくさん取り付けても、
お隣や車の通行が気にならないような、
広大な敷地はありません。
でも、開放的にのびのび暮らしたい。
このようなお気持ちは皆さま共通かと思います。
そこで、私たちが工夫をしなければならないのが窓についてですね。
・ いかに、ヌケ感をつくれるか?
・ いかに、景色をデザイン
こういう観点から、
窓の取り付け位置、形、大きさ。などを考え抜きます。
まずは、こちらの窓について。
敷地が、二面道路の約50坪。
この窓は南側です。
大きく開く場所を東側に設定し、
南のこの窓から入る光は、
吹き抜けを通じ、
リビングと2階フリースペースが明るくなるように設計しました。
この縦長の窓と、
対向地に建つ家の窓とが、
干渉しないように配慮しています。
補助的にブラインドカーテンはつけますが、
お昼間は、カーテンを開けて暮らしていただいてよいと思います。
次の窓。
2階書斎の窓です。
窓の向こうに見えるのはご実家。
お仕事をしながら、
ご実家のご様子が伺えるように。
そして、東側が延々とヌケる場所ですので、
お仕事の息抜きにも役立つ窓に仕立てています。
続けていきます!
主寝室の窓です。
左側の窓から見えているのが桜の木です。
斜め前に建つ公民館の桜を絵画のように切り取りました。
お隣の屋根が気にならない高さに設計しています。
「借景」×「景色のデザイン」
というテクニックです。
春になれば、主寝室から夜桜も楽しんでいただきたいと思っています。
最後に、この正方形の窓を。
手前の白い大きな壁はテレビが置かれる、
リビングのメインの壁です。
階段スペースを利用し、
少し高めに設定することで、
ソファの視点から東側の空を切り取るように、
ヌケ感を演出しています。
高い場所ですが、
階段を2段ほど上がっていただければ開閉できます。
南側に大きな掃き出し窓は設置していますが、
隣地との距離感が十分に取れないため、
ヌケ感をここにつくりました。
朝はキッチンまで朝陽が届くように設計しています。
本日は、窓について語らせていただきました。
こちらからは、見える。でも、
外からは、見られない。
このような窓をご提案したいと思っています。
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